水を差すブログ

思ったことをオブラートに包まない用

「さかしまの言葉」について

もう飽きたはずのブログだったのですが、まさかの再始動です。

次は未定ですけど。

 

今回は紬の新曲「さかしまの言葉」について

予想通りのバラード調の楽曲で、南さんの歌い方と曲調がマッチしていてすごくいい曲だと思いました。

今から、ライブで南さんの生歌がとても楽しみです。

とても素晴らしいパフォーマンスをされること間違いなしです。

流石、高橋諒さんです。

 

と、ここからが水さしです。

なぜ飽きたはずのブログをかこうと思ったかというと、中村彼方さんの作詞についてです。

彼方さんと言えばミリオンではCAT CROSSINGやSilent Joker、シャニマスにもヒカリのdistination、虹になれなどの作詞を担当されています。

どれもとても素晴らしいものだと思います。

なによりも、紬の1曲目である瑠璃色金魚と花菖蒲の作詞もされています。

 

以下、さかしまの言葉のGame versionの歌詞を引用させていただきます。

 

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「寄り道してみようか」みたいな

まるで軽い口調で 未来すら変えてしまう

違う彩(イロ)で塗ってしまう

いつもそう あなたは この想いを連れ去っていく

掬われた金魚の 気持ちも知らないのに

 

素直になれない

なぜ唇はつむぐの さかしまの言葉

意地悪なのはあなたなんかじゃない

孤独を感じる歪な心

 

苦しい気持ち

気付いてしまった時は すでに遅かった

あなた無しでは 過去も未来もない

息すら上手に吸えないの

ゆるがない大きな背中

どうして? 敵わなくて くやしくて

また涙溢れていく

優しさが胸を貫くの

 

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最初に感じたのは異様なまでのキャラソン感でした

確かに、瑠璃色金魚と花菖蒲やCAT CROSSINGもキャラクターソングとしての面もあったのですが

それはあくまでも金魚や猫に隠された裏の解釈です。

ただ、今回はストレートに紬の事を歌っていると感じました。

個人的な考えで言えば、あくまでもアイドルとしての紬の曲を期待していたので、とても残念です。

特に

 

>> 掬われた金魚の 気持ちも知らないのに

 

という部分なのですが

まぁ、まごうことなく金魚=紬ですよね。

単純に考えれば、『アイドルとしてスカウトされた私の気持ちも知らないのに どうしてあなたはいつも私の想いを連れ去っていくの』といった解釈になるかと思います。

ここで出た『金魚』なのですが、紬の事だと暗示している以外の意味がなく、歌詞全体で見た時に凄く違和感を感じてしまいます。

 

しいて言えば

>> あなた無しでは 過去も未来もない 息すら上手に吸えないの

の『息が吸えないの』に掛かりそうなものですが

アイドルとしてスカウトされた状態が掬われた状態であるのであれば、

金魚として呼吸が可能な状態は掬われる前("あなた"が居ない)状態です。

>> 気付いてしまった時は すでに遅かった

と、ついているので『今更掬う前に戻ったとしても、上手に息することが出来ないほど変わってしまった』という解釈になるのですかね。

その場合でも

>> あなた無しでは 過去も未来もない

この一文だけで充分表していて、蛇足に思えますが……。

 

そして、純粋にキャラソンとしてみた場合にもずれているように思います。

 

>> 素直になれない

>> なぜ唇はつむぐの さかしまの言葉

 

また、タイトルにもなっている部分ですね。

さかしまとは、単純にとらえれば逆の事。

『素直になれない、なぜつい思っていることとは逆の事を言ってしまうの』といった解釈になると思います。

……紬ってそんな一昔前のルイズみたいな娘でしたっけ?

僕にとっては、早とちりして斜めの方向に暴走はすれど、ちゃんとまっすぐに向き合う……といったようなキャラクターだと思っていました。今も思っています。

今回のコミュでも「Pが海外に行ってしまい、自分のプロデュースはこれで最後だと思い込んでしまい、暴走する」といったコミュになっています。

それが暴走だと判明するときに紬は思っていることと逆の事を言ってましたか?

紬の本質は、そんな使い古された古典的なツンデレではなく、どこまでもまっすぐな部分だと思っています。

照れ隠しで紬がPに否定してほしくて思ってもいないことをいう事もありますが、

"なぜ" でもなければ、"孤独"を感じているわけでもないですよね。

本当に言って欲しいことを言わせるために言っているし、その時の紬は孤独ではなく完全にプロデューサーに寄り添っていると思います。

 

 

フルバージョンではじめて完成する歌詞である可能性も多々ありますし、そうだと思いたいのですが、

キャラソンとして作ったキャラソンの出来損ないのようにしか感じられません。

どうにも1曲目である瑠璃色金魚と花菖蒲に引っ張られすぎているように感じます。

 

 

シンデレラの僕の担当である森久保乃々もまた、ソロ曲が彼女自身の気持ちを歌にした歌でした。

キャラソンとしての面が強いシンデレラであったので、素直に受け入れられて

なおかつ、キャラソンとしての歌詞の出来も素晴らしくて、正直僕は2回目を未だに聞けてないほど深く刺さったのですが

意識していない部分でそっちと重ねているところもあると思っていて

そこの歌詞のクオリティの差だったり、ともに歩んだ記憶の差だったりといった部分も影響していると思います。

 

南さんのパフォーマンスにはすごく期待しているので、SSAで聴きたいですけど

多分この曲で泣いたりすることはないんじゃないかなって思いました。

 

はやく3曲目ほしいな。

そして、その時には金魚の呪いが解けてるといいな。

 

追記

書こうと思って忘れたんですけど

細かいところはまぁ、解釈違いで、ちゃんと紬の事を表しているとしよう。

……紬が自分の心を吐露しているような歌詞の曲を歌うか???????????

いや、責任感つよいし、歌うかもしれないけど

いや、本当にさ

歌わせる??????????????

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